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2019年9月30日 本のこと

「パリのおばあさんの物語」

もともとはフランスで読み継がれている絵本を女優の岸恵子さんが翻訳されていて、とても読みやすい日本語で書かれています。

主人公のおばあさん。最近物忘れがはげしくて色んなことを忘れてしまう。できないことも増えてくる。でも、「やりたいこと全部ができないのなら、できることだけでもやっていくことだわ」

貧しいながらも家族との幸せな思い出、そしてナチス時代のつらいつらい過去。「あなたにはそんな不幸せな秘密がありますか。ないとしたら、それがどんなに幸せなことか、気づいていらっしゃるかしら。」

そんな過去も現在もそのまま受け止め日々を過ごす。軽やかな中に芯の強さがある、やわらかな生き方。

じわりと心にしみてくる本です。

今ある幸せに目を向けて、しなやかに生きていきたいと思わせてくれます。