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2020年7月4日 香りのこと

サンダルウッド

ウッディで甘く、エキゾチックでデリケートな深みある香り。

サンダルウッドは樹高の低い常緑性の半寄生樹で、他の木に寄生し根から栄養をもらっています。成熟するのに60年以上はかかると言われ、その木の中心、心材から抽出されるため貴重な精油です。

古代エジプト人は遺体の防腐保存にこの植物を使用し、インドや中国では古くから宗教儀式に使われてきました。

熱を冷ますオイルで、アーユルヴェーダでは泌尿器および呼吸器の炎症に使用されます。

精神的にも神経系の興奮を冷まし、心を落ち着かせてくれるため、自分と向き合いたい時にとても助けになってくれます。そのことから、瞑想にもよく使われています。

過去にとらわれたり先のことを心配しすぎたり、様々な執着にとらわれて今をきちんと感じられない時などにおすすめな香りです。

オレンジベルガモットなどの柑橘系とも香りの相性がいいですし、ラベンダーイランイランと合わせて甘さを楽しむのもおすすめです。