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2019年11月16日 本のこと

「あなたが世界を変える日」

1992年にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで行われた国連の地球環境サミットでの、当時12歳の少女、セヴァン・スズキさんのスピーチが納められています。

この本自体はその11年後の2003年に出版され、当時大きな話題になりました。この可愛く楽しげな表紙の本に書かれた、まっすぐな言葉が胸に響いたのを覚えています。

スピーチの中の言葉

彼女がサミットの2日前に出会ったブラジルのストリートチルドレンの言葉もスピーチの中で紹介されています。

『ぼくが金持ちだったらなぁ。もしそうなら、家のない子すべてに、食べものと、着るものと、薬と、住む場所と、優しさと愛情をあげるのに』

何も持っていないストリートチルドレンが分かち合うことを考えていて、自分たちはどうなのかな、という問いは心に残っています。

2019年現在

先日、家の本棚からこの本を見つけ久しぶりに読んで、少女が声を上げている点が共通するからでしょうか、最近話題になっているグレタ・トゥーンベリさんがすぐに思い浮かびました。

また、本の中にセヴァン・スズキさんがアマゾンの原住民家族の家に滞在した帰りにアマゾンの火事を目撃したことも書かれていて、最近のアマゾン火災を思い出しました。

リオでの彼女のスピーチから30年近く経っています。

かけがえのない地球をこれ以上傷つけないために、今自分にできることは何かな、とふと考えてしまいました。