「ツバキ文具店」の続編にあたる本です。鳩子がQPちゃんのお父さんのミツローさんと結婚するところから物語が始まります。

前編に引き続き代書屋のお仕事もその手紙も登場しますが、同時に結婚生活やそれについての主人公の気持ちについて描かれています。

そして、やっぱり出てくる人がみんな優しいです。普通に生活をしていると、どうしても負の感情もでてしまうし、近くて大切な人に対して求めすぎてしまったりすると思いますが、そういう描写は少なくて、人のいい面が多く出されています。

読んでいてほっこりと温かい気持ちになります。

美味しそうな食べ物もところどころに散りばめられていて、楽しませてくれます。個人的には少し前に自分でも作ったむかごご飯もでてきていて、ちょっと嬉しかったです。